リンク:多層的な時間の視覚 ポリクロニック・ヴィジョンズ ― 武満徹の音楽

http://musicircus.on.coocan.jp/aki/criticism/03.htm
記事の更新日:1984
もうだいぶ以前になるが、武満徹が自身の作曲の方法について初めて具体的に明かした「音楽の庭」という講演記録(岩波講座「文学1」所収、1975年)を読んで驚いたのを記憶している。それはエッセイ集『音楽の余白から』の冒頭に収録されて、今ではよく知られている《ピアノとオーケストラのための「弧(アーク)」》の自作解析であった。日本の庭園の景観と歩行者の視角や速度によって風景が相対的に変容していく、その視覚的空間を音楽化する過程を述べたもので、そこには庭園の具体的な配置図とスコアの図形楽譜ふうなスケッチが併置され、砂や岩、草花、樹木などがそれぞれ象徴する形式上の役割や楽器の配分などが記されていた。
登録日時:2017/08/28 21:38:25
サイト:musicircus
シリーズ:criticism
著者:安芸 光男

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